日本製鋼所製 型式MHPC-VFタイプ 多層プレス機(5段)
ステー式に比べシンプルな構造を採用したことで、長期使用における信頼性が向上しました。また、温度や圧力制御に関する信頼性も従来機と同等に保持しています。メンテナンス性は、段板や爪などの部品をプレス機の背面からアクセスしやすい位置に配置することで向上し、これにより従来機と比較してプレス機の間隔を詰めて設置が可能になりました。本体の構造がフレーム式であるため、重量を大幅に増やすことなく上盤の剛性を高めました。真空リーク性能は、ステー式と比較してパッキンの総延長を短くすることで向上し、真空パッキンの交換も重量作業を必要とせず容易に行えるようになりました。省エネルギーについては、電動機容量の削減等によりステー式よりも実現され、作動油量も約200リットルに減少しました。新しいコントローラは、液晶タッチパネル方式のVISTAC-IDを標準で採用しており、パソコン管理や温度、圧力のプログラミングがより容易になりました。